2011年1月31日月曜日

資本主義と自由



http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51500721.html池田信夫さんのこの空想は楽しい。サッチャーがハイエクの『自由の条件』で、小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』だ。

フリードマンとハイエクは、カール・ポパーを考えれば、立脚点が違うのはわかるだろう。ハイエクは、現象学的に、人間の認知能力を疑っているのに対し、フリードマンは自由のイノベーションを強調している。でも、日本の現状を考えると、フリードマンの『資本主義と自由』はもっと読まれて、理解されるべきだと思う。14の政策のうち、実現されていない11政策はすべて実現されるべきだろう。

競争の作法



市場(原理)主義を否定して政権を盗った民主党。しかし、市場を否定しては、民主主義は成り立たない。市場の公平性を高める、ならばわかるけど。

本書の議論は重要だけど、著者の思い込みはいろいろと偏りがあるように思う。一橋大の老人教員保護強化(<=>若年教員の排除)にハンストした著者の心意気に好感を抱くが、倫理に重きを置きすぎるように思う。マクロもミクロも経済は倫理をてこに動かしてはいけないだろう。それは、反ハイエクだ。

最高裁の暗闘



自分の発見か、だれかの受け売りか明らかではないのだが、裁判員制度と成年後見人制度は、日本の現代社会の現状への対処療法のメルクマール的な政策の2つだと思う。

で、司法の最高機関の現状はどうかという疑問に答えようとしているのが本書だ。とりあえず、必読。